スライス断面を作成する位置 【前編】
積層造形するために造形するパーツ(STL)のどの位置を基準としたスライス断面を作成するか、そしてどの位置をスライスして得た断面が最良・最適なのかというテーマは、未だ明確な答えが出ていない課題です。そしてこのテーマは積層造形における層厚(=積層ピッチ)と同じく形状の再現性に直接関わる非常に重要なものです。
少し前のエントリ「Magics15の新しいスライスプレビュー」でも少し触れましたが、もう少し詳しく説明して欲しいとのご要望をいただきましたので、今回ご紹介します。
判りやすいように円錐を造形するとして説明します。
上画像左の円錐を積層造形すると右画像のようになるということは説明するまでもなくお判りいただけていると思いますが、積層の層厚(=積層ピッチ)の段差を元の形状に反映させると下画像のようになります。
色分けしている範囲が積層の“層”になる範囲です。
造形装置が必要とするスライス断面は、基準点から規定のピッチでこの範囲のどこかの位置をスライスして得られるものです。
これをMagics15のスライスプレビューで見てみると以下のようになります。
画像上から上端基準、中央基準、下端基準でスライスした結果です。
繰り返しになりますが造形装置や付属ソフトウェアによって、造形しようとするパーツ(STL)のどの位置を基準としたスライス断面を必要とするかは異なります。
【後編へつづく】






